更衣室もなければシャワーもない。そこにあるのはサウナ愛のみ。
ソンパサウナはそんなサウナ。
入浴料は無料、24時間年中無休、全てセルフサービス。非営利団体で運営・管理されている。
ヘルシンキから、地下鉄に乗って(途中から高架になっていた)20分ほど。最寄りの駅に着く。駅周辺は真新しいショッピングセンター。
周辺は埋め立てにより、新興住宅地開発が進んでいるエリアでクレーン車が聳え立ち、頻繁に大型トラックが出入りする光景。サウナの気配はない。
暫く進むと工事現場の奥地に隠れ、ひっそりと存在していた。
奥に進むと薪割りする常連さんらしき人。
聞くとサウナが温まるまで少し時間がかかると言うので、それまで薪割りを手伝う。
サウナは3つあり、3号サウナが暖められていた。
DIY感満載のサウナ小屋だが、それがいいのだ。
ロウリュウすると一気に熱い蒸気が降りてくる。
常連さんによるガンガンロウリュウ。
アツー!
サウナ室から、いかにも冷えてるバルト海を見て身体を暖める。(アヴァントに備えて!)
バルト海初アヴァント!
よく冷えてる。
茶色く濁っているように見えるがこれは汚れではないらしく身体に害はないということ。(微生物の関係だとか?)
バルト海へのアクセスも階段が整備され安全。
ソンパサウナは2011年頃、閉鎖された港の掘建て小屋にサウナストーブを持ち込んだのが始まりで、それがきっかっけで管理・運営母体が形成され、今ではヘルシンキ市と賃貸契約を結び運営しているという。
更には2015年にはソンパサウナのプロジェクトに対しヘルシンキ市から文化功労章が授与されたという。
サウナ小屋やストーブ、薪、椅子、どれも誰かの善意によるもの。
いつでもそこに行けば利用でき、コミュニティーがある。
ソンパサウナには禁止事項の張り紙等ない。ルールや禁止事項を掲げず、利用者の判断力にすべてを委ねている。ここでの秩序をもみんなでつくっていくというスタイル。
サウナはいつだってみんなのもの。至ってシンプルだ。
Kiitos.
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