タンペレの公衆サウナと言えばここ!
1906年、タンペレのピスパラ地区に開業した現存する公衆サウナの中で最古といわれているラヤポルティ・サウナ。
外観からなんとも言えない、古き良き雰囲気がぷんぷん漂っていてワクワク。この空間全体が文化だ。
左の建物はカフェ。右がサウナ。
歴史を感じる「SAUNA」の文字。
かわいい小窓の受付で料金を支払い中へ。更衣室があり、その奥がサウナとなっている。
1階は洗体場となっていて、シャワーは無く掛け湯して身体を洗う。
2階がサウナ。
吹き抜けになっていて、座面はコンパクトな一段の正方形型。
要するに「最上段のみ」ってこと!
オープンと同時に入ったが、直ぐにサウナ室は満席に。
3㎡もある石造りのストーブは男女で共有しているタイプ。
毎日、薪を燃やして1トン以上のサウナストーンを温めているのだそう。
ロウリュされると高湿度でガツンとパワーある蒸気が降りてくる。最高。。
予想以上のパワーに、思わず前かがみになり、体勢を低くして、背中で熱を受ける。
サウナを出入りするタイミングで声掛けしてロウリュ。
ストーブの蓋を開けてロウリュするのだが、蓋の位置が高くて難しい。
長い柄杓でゆっくりとロウリュ。
すると「Kiitos!」の声。なんだか嬉しい。
なんか言っていたので(おそらく、もう一回ロウリュくれ!)、もう一回ロウリュした。
こちらこそKiitos!
洗体場で汗を流し、タオルを巻いて外気浴へ。
火照った身体を寒気が冷ましてくれて、冬の澄んだ空気が気持ちいい。
ここは海や湖、シャワーさえもないけれど、この外気浴がとてもリラックスできる。
隣にカフェがあって、ドリンクを飲みながら談笑している常連さんたち。これぞラヤポルティサウナの風景だ。
脱衣所で休憩中に常連さんと話していたら、「もうかりまっか、ぼちぼちでんがな」と流暢な関西弁を披露して頂いた(笑)
創業から変わらないであろうこの日常。
おとぎ話に入り込んだような空間だった。
Kiitos!
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