首都ヘルシンキに隣接したフィンランド第2の都市「エスポー」。
ノキアなどの大企業やアアルト大学などが構え、スタートアップも集積するなど近年注目を集める都市。
ヘルシンキからメトロで約10分ほど、まさかの運行トラブルによる運行停止で目的地の途中駅アアルト大学駅で降車。
旅にトラブルは付き物だ。
地下鉄利用者の殆どがバスに乗り換えたため、ぎゅうぎゅう詰めのバスに乗り換え、もう一本バスを乗り換えてやっと住宅街に降りる。
海岸の方へ進み、森の中に入り更に進む。
あった!
海辺の森にぽつんと佇む黒い箱。
この瞬間のワクワク感が子供に戻ったかのようでたまらない。
この黒い箱は、ロウリュ・コンッティ。コンッティはコンテナの意味。
個人的に親近感の湧くネーミングだ。
現地に受付やスタッフはいなく、webサイトから予約するとドアコードが送られて、そのドアコードでサウナの扉が開いて利用する仕組み。
施設は簡易的。
脱衣所は、夏に使用される海水浴利用者用の脱衣場が何個か点在しているが中はシンプル。
シャワーはあるらしいが冬は使えない。
更衣室はエスポー市から提供していただいているよう。
コンテナに入ると前室があって、ガラス1枚を隔ててサウナがある。
サウナは1段のL字型。
8人ほどの先客。
皆さんブーツやウールの帽子を身に纏うアイススイマーだ。
パノラマな窓から遠くにバルト海が見え、開放的。
ロウリュも良い感じ。
フレッシュエアーが循環され、無理なくしっかり温まる。
こちらのサウナは寒中水泳の仲間たちがつくったサウナだとか。
サウナがあるから、寒中水泳する。のではなく、
寒中水泳をしたいから、サウナを造った。という経緯。
この日も老若男女がサウナと寒中水泳を楽しんでいた。
アヴァントまで結構な距離で気合が必要。
因みに上記の写真の位置まで、サウナから出て80メートルほど。
他のみんなはバスローブを羽織って桟橋へ向かう。
裸一貫の自分はちょろちょろ歩いていられないので、走ってアヴァント。
日本ではサウナがフォーカスされているが、フィンランドに来て寒中水泳が文化になっていることを身をもって感じる。
老若男女がサウナとアイススイミングを楽しむ光景を北海道でも見たい。
文化は継承していくものでもあり、他文化を学び取り入れていくものでもある。
そんな文化をつくろうか!
そんなわくわくを共有していきたい。
出典:Löylykontti (loylykontti.fi)
Kiitos.
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