Moi!
フィンランド初陣はここ、アッラス・シー・プール!
なぜなら朝6時半からオープンしているから。
ヴァンター空港に降り立ったのは午前3時半。不安になるくらいに空港は静まり返っていた。
始発の地下鉄に乗り込みヘルシンキに向かう。
30分ほどでヘルシンキ中央駅に到着。
外はまだ薄暗い。この時期は8時になってやっと明るくなるらしい。
大聖堂を横目にサウナに向かう。
来た!!
ウォーターフロントの建物から水着姿で出てくる人たち。
その光景に胸が高鳴り、「フィンランドに来た!」実感が急激に高まった!
カフェで受付し、シャワーを浴びていざサウナへ。
サウナは脱衣所、シャワーと同じ建物内にあった。
流石フィンランド、入り口から違う。
ドアの下は隙間が空いていて、入るとすぐに1段高くなっている。
フレッシュエアーが常に入ってきて、足元も温まりやすい設計だ。
常日頃から日本のあべこべな、でたらめサウナに憤りを感じていたので、基本が当たり前にあることに感動。
定員8人の張り紙、入って正面にハルビアの電気ストーブ、両側に2段の座面。
コンパクトなサウナでありながら、窓からバルト海が眺めることができて開放的。
その言葉通り、フィンランドの洗礼(Löyly)を浴びる。
流石フィンランド人は投げロウリュする人が多くて上手い。
一見適当に水を投げているように見えるが、乾いている石へとピンポイントに、そしてパワフルに石に飛ばす技術が高く、人によってロウリュの仕方が違うので面白い。
ゆっくり丁寧にロウリュする人はいなかったな(笑)。
十分に温まったところで、お待ちかねのフィンランド初冷水浴。
海水を利用したプールは、キンキンに冷えていた。
足が痛くて、10秒が限界だった気がする。
温度計が凍っていて針がよく見えなかったけど、おそらく0℃。
ベンチで休憩すると、バルト海の海風が心地良い。
おじいちゃんとおばあちゃんが仲良く、このキンキンに冷えた海水プールで悠々と泳いでいて驚いた。暫く見ていたけど、外気浴していた自分の方が寒さに耐えきれずサウナに退散。
男子専用サウナと男女共用サウナをプールと休憩を挟みながら何度か繰り返す。
平日の朝にも関わらず、老若男女のモーニングスイマー達の談笑でサウナ室は賑わっていた。
因みにアッラス・シー・プールは、サウナ、プールの他にレストラン、カフェ・バーで構成されている。
水泳とサウナが人々の習慣になっていること、サウナがコミュニケーションの場になっていることを目の当たりにした。
最後は郷に従い投げロウリュをし、フィンランドの旅が幕を開けた。
Kiitos.
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