フィンランドの夏の典型的な過ごし方は、家族や友人と過ごす「kesämökki(ケサモッキ)」。
「kesämökki(ケサモッキ)」とは、
普段住む家とは別の別荘のことで、主に夏の休暇に家族や友人と過ごします。
ケサモッキは家族代々受け継がれているものや、レンタルできるものもがあります。
「SAUNA」は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されいますが、この「サマーコテージ」もフィンランドの素晴らしい、大好きな文化。
フィンランドでは6月の夏至から7月にかけて夏休みを4週間ほど取るといいます。(まずそれが凄い!)
人気のサマーコテージは湖畔にあり、別棟で「ランタサウナ(rantasauna)」と呼ばれるサウナ小屋があります。
「ランタサウナ(rantasauna)」
「湖畔や岸辺のサウナ」という意味。
フィンランド人に人気な伝統的スタイルで家族や友人で楽しむ、団欒サウナ。
スモークサウナだと完璧。
何と言ってもこれが最高!
サマーコテージでの過ごし方は、特別なことはなにもしない。
ただゆっくりと、その瞬間を楽しむ。
他には、
ベリーを摘んだり、キノコをとったり。
ボートに乗ったり、釣りをしたり。
読書したり。
薪を割り、薪に火をつけてサウナが暖まるまでヴィヒタをつくり、水を汲んでお湯をつくる。
サウナが暖まったらサウナに入り、会話を楽しんだり、瞑想にふけたり。
体が温まれば桟橋から湖へ。湖に浸かり、目線が水面と同じになり自然と一体になる。
湖水浴の後はベンチに座り、そこでも会話を楽しんだり、夕日の美しさに見惚れ、風に吹かれ、自然の香りや、音を感じる。
全身でSAUNAと自然を愛でる。
これを何度も繰り返します。
というか心地良くて何度も繰り返してしまいます。
薪のはぜる音
Löylyの音
湖の音
風や動物の音と
静寂とのコントラスト。
サウナでの一瞬一瞬、湖での一瞬一瞬、ベンチでの一瞬一瞬が心地良く、美しくて。
みんな一緒にサウナに入ろうよ。って感じ。
サウナの後はマッカラ(ソーセージ)やキノコ、釣った魚等でBBQ。
サマーコテージは、
水道や便利な機械がないことが多く、家事やサウナを準備するのにも時間がかかります。
しかしその不便さも良いのです。
祖父母から両親へ、両親から若い世代へと受け継がれる、
大切な人と大切な時間を過ごす大切な場所。
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moi